みどりの窓口

36度を超える中、渋谷のみどりの窓口で40~50分順番待ちをしました。いつもは、ネット予約で乗る新幹線ですが、諸事情があって緑の窓口でしか受けられないサービスを利用しなければならないはめになりました。窓口の女性2人の奮闘ぶりを観察し、英会話力の大切さを思いました。

多少のメリットしかなければ、極力順番待ちをさけたい私は、並んで待つのに慣れていません。昨日は仕方ないない選択で順番待ちをしたわけです。さて、そこは2つの窓口があるのですが1つの窓口を一人の男性がおおよそ1時間使っていて全然進みません。たまにしか並ばないなら、いっそなにげなく窓口の観察をすることにしました。

1時間も窓口で粘っているのは、英語を話す初老の男性。イメージは、ポール・マッカートニーがぷらっと日本に遊びに来た感じです。ただし、青いシャツに赤いズボンの腰ばきで、ずいぶん前のパイロットが持つようなバックというスタイルで個性的です。

私は待つだけ暇時間なわけですから、会話も聞こえてくる。私でもわかる英語で、こんな感じです。

「渋谷から成田空港までいくらかかるか」 「成田エクスプレスで○○円です」 「高い。自由席切符を買いたい」 「自由席はありません。全部指定制。」 「普通列車の乗り継ぎにします?」 「いやエクスプレス自由席!」 私が気がついてからこのやりとりを20分以上。紳士は、東京を紹介したリーフレットを取り出して「このエクスプレスで東京に来たときは自由席でもっと安かった」 「いえ全部指定席です」そのやり取りもくり返す。用意した各国語のボードみたいなものも屈指して奮闘しておられますが、相手はひきさがりません。

私は、「それは記憶間違いでは」 「バスにしてみたら、渋谷から結構便利よ!」 なんて提案したいくらいでした。みどりの窓口さんは、少なくとも英会話ができないとだめなんですね。何ヶ国語を話せる人が必要なんだろうと考えるときりがありません。