心の電話相談 内容は「将来に対する不安感」ほか 

メンタル疾患の傷病手当金セミナーを担当している関連から、気になる調査が発表されました。

電話やメールで相談できる「心の電話相談」は、平成23年度の件数が過去最高の29,209件となったそうで、内容についても発表しました。

独立行政法人労働者健康福祉機構は、労働環境の急激な変化に伴って職場におけるストレスが増加していることや、平成10年に自殺者数が急激に増加する状況を踏まえ、平成12年から、専門のカウンセラーによる「勤労者心の電話相談」を実施しています。

相談の内容としては、(1)職場、(2)自身の心理的悩み、(3)体調、に大別すると、以下それぞれの相談の中で最も多いものを次のように示しています。
(1)職場に関する問題:「上司との人間関係」2,904件
(2)自身の心理的悩みに関する問題:「将来に対する不安感」10,097件
(3)体調に関する問題:「不眠」2,171件

職場に関する問題では
「上司との人間関係」に関する相談が2,904件
「同僚との人間関係」に関する相談が2,325件
「その他の職場における人間関係」に関する相談が1,851件となっており人間関係を相談する人が多くいました。
勤労者心の電話相談職場に関する問題グラフ

プレス発表資料はこちらです。
http://www.rofuku.go.jp/Portals/0/data0/kanrenshisetu/pdf/h24kokoro_sodan_press.pdf

この機構の都道府県支部では、メンタルヘルスの会社が取り組む支援もおこなっています。東京都であれば、
東京産業保健推進センターか担当しています。ここでも人事部門向けのセミナーがあるようです。
10月の~多様化する「うつのケース」~というセミナーは受付が終了しており、社会のニーズの高さがうかがえます。
http://www.sanpo-tokyo.jp/