皆様の疑問?に答えるシリーズ5
役員の慶弔金規程を作りたいと思います。どのくらいの金額が妥当でしょうか?
ある企業から相談を受けています。
社員の慶弔見舞金を調査した資料はいくつか入手していますが、役員となるとなかなか調査資料にたどり着きません。
ただし、慶弔金を払った会社の税務上の処理と、受け取った役員の所得税のことを考えなければなりませんから、調べていると、国税不服審判所の裁決事例というのがありました。
この裁決事例は、役員に対して支払われる入院見舞金の額として妥当な金額を5万円が上限とした例で、これはその企業の所在地の同種で同規模の企業から裁判所が導いた金額のようです。資料はこちらですので参考までに。
活動所在地、業種、規模や役員の身分によって妥当な金額は異なってきますが、その妥当な額を超える額は、会社の経費に算入できませんし受け取った本人には賞与として課税されることになりそうです。