雇用の助成金不正受給はいけませんね

厚生労働省の報道発表ページにまだ記載はないのですが、新聞情報によりますと、

雇用安定のため厚生労働省が支給している助成金制度を企業が悪用し、2013年度までの2年間で計約94億円を不正受給していたことが、22日分かったそうです。

休業が必要になっても、解雇をせずに休業でつないでいる場合に支給されるものを実際はしていない。などが多いようです。

私が聞いたことのあるケースでは、零細企業では雇用していない知人を社員といつわって助成金申請に含めているようなこともまれにあるようです。

概要は以下のとおり。

 

不正受給は2012~2013年で約94億円。厚労省は企業に返還を求めるが、倒産などで回収できない可能性もある。

助成金は、景気悪化時に従業員を解雇せず、休業させた場合の休業手当などを補助する「雇用調整助成金」と「中小企業緊急雇用安定助成金」。両者は13年度に一本化した。厚労省によると、実際は休業していないのに休業したと偽って申請し、助成金を不正に受け取るケースが多いという。

不正額は、13年度は185社で約34億円、12年度は339社で約60億円に上ったという。

助成金の不正受給をめぐっては、09年度から11年度までの3年間の合計で約97億円の不正受給があったことがすでに判明している。〔共同〕