メモリーカードの半導体:三重県四日市工場 

昨日、安倍首相が日本アカデメイアで講演された「成長戦略第2弾」動画放送を見ました。
参加していた企業人からは、実行していく具体的な取り組みが必要だとコメントがあるようです。

お話のちょうど中間で、「民間投資の拡大」をあげています。
個人的なことで恐縮ですが私の関心をつなぎとめたのは、出身地「三重県四日市」の株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社 四日市工場です。

大規模な投資をしたサムスンに抜かれてしまった。という話が知られているけれども、実はメモリーカードに入っている半導体の製造は東芝が世界一であることを紹介しています。2000年代の10年間で2兆円の投資をしたと。

世界一でなければ激しい競争に生き残れない時代であり、国際的大競争に勝てる「大規模な投資が必要」だ。その一例として東芝の実績が紹介されたのでした。

この講演では、複数の成長戦略が盛り込まれていましたが、その中から
この「民間投資の拡大」についてあげられた具体的な取り組みを書き留めておきます。

・たとえば、設備の稼働状況に応じでリース費用を可変的にする。リース方を活用した新しい仕組みを導入する。

・ベンチャー企業への投資策については、企業の借入に個人補償を入れる慣行から脱却しなければならない。
中小の借入れ9割が個人保証をいれており、その7割が 個人資産 ≦ 借入 となっている。一度失敗したら経営者が立ち上がれないという背景があれば、新しい経営投資の活力がわいてこないのではないか。会社の資産と個人の資産をきちんと分けて管理している企業については、この慣行から脱却できる新たな枠組みをつくりたい。

雇用の法的規制や政府による仕組み作りにつては述べられていませんでしたが、広い分野における産業の成長戦略を話されており、その結果として雇用創出につながってくることと期待しています。民間の取り組みと政治のかじ取りが融合していくことに期待しています。

「成長戦略第2弾」於:日本アカデメイア 時間:1時間6分
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